五つのドームシティを舞台に、4人の男女が活躍するストーリー重視の長編RPG。記憶喪失の少年の正体は? 強い力を秘めた不思議な石の秘密は? そして事実上、この世界を支配しているグステン社の内部で進行する陰謀とは?──個性豊かな登場人物と、プレイヤーを飽きさせない巧妙なストーリー展開が魅力のゲーム。「To Infinite Tomorrow −忘れられた風景−」は、荒廃した地上を捨て、人工的に管理されたドームの中でのみ人々が生活するようになった近未来が舞台のRPG。この時代、空は厚い雲で覆われ太陽の光は地上に届かず、海はヘドロと化し、大地は荒れ、有毒ガスの充満する死の世界となり果てていた。しかし、人々は人工太陽の光のもと、空調の整ったドームの中で人工的に作られた植物や蝶に満足しきっており、自然の回復を願う者はまれであった。そして、とうとう最後に残っていた唯一の天然の森すらもレジャーランドの建設のために焼き払われてしまった……という設定。
物語は、森の焼け跡で一人の少年が発見されたところからはじまる。目覚めたときにすべての記憶を失っており、リークと呼ばれるようになるこの少年には、不思議な石の力を解放できる特殊な力があった。
主人公はリークに、リークを助けた少女ラナ、美容師のサラ、探偵のラックを加えた4人。4人は、この世界を事実上支配するグステン社によって連れ去られたラナの父親とサラの妹を救い出すために、五つのドーム(ノースシティ、サウスシティ、イーストシティ、ウエストシティ、セントラルシティ)を股にかけた冒険を続ける。
ゲームはドラマ中心に進むが、途中、監視ロボットやモンスターなどとの戦闘もある。戦闘モードはEASY/NORMAL/HARDの3段階から選択することができる。ゲーム中の好きなときに変更できるので、戦闘が苦手なプレイヤーでも安心して遊べる。戦闘以外にも、ダンスや時限爆弾の解除といった、さまざまなミニゲームが用意されている。