「EdLeaf」は、1ウィンドウで1ファイルを編集するSDI（Single Document Interface）型のテキストエディタ。複数ファイルを編集するときは、開くファイルの数だけ「EdLeaf」が起動する。ただし、ただ複数起動するだけではない。タブ切り替えを組み合わせている点が大きな特徴で、各ウィンドウには開いているファイルの数だけタブを表示し、タブのクリックにより、すばやく編集対象を切り替えて、最前面に表示する。

強力なマーク機能も特徴のひとつ。マークはウィンドウ、行、任意の文字列に対して設定することが可能。キーボードやメニューから、次のマーク位置などにすばやくジャンプすることができる。マークされた行や文字列は、わかりやすく色分け表示される。

「%d」などの記号を使用して見出し文字を指定することで、該当する行を自動的に「見出し一覧」にリストアップするアウトライン機能も用意されている。これにより、画面に一覧表示される「見出し」へのジャンプをすばやく行える。

そのほか、文字罫線を引く機能や、矩形領域選択機能、英字の大文字・小文字変換やひらがな・全角カタカナ変換、半角・全角変換などの変換機能、よく使うフレーズを登録しておき、すばやく入力できるようにするフレーズ機能など、充実したテキスト編集機能を備えている。また、16進ダンプリスト付きでバイナリファイルを編集する機能もある。さらに、間隔を指定しての自動保存機能や世代数を指定できるバックアップ機能、ミラー保存機能なども用意されている。

作成中の文書のバックアップ機能が充実している点もうれしい。複数回数のUndo/Redoも可能だ。プレビュー付きの印刷機能も用意されており、簡単な印刷ならばこのソフトだけで事足りる。

なお、「EdLeaf」でいうところの「アウトライン機能」は、アウトラインプロセッサ的な機能ではなく、見出しを自動抽出し、そこにジャンプできるというだけのものだが、使ってみると、これが意外に便利である。単純な数字や文字の組み合わせだけでなく、正規表現を使用して複雑な文字列でも「見出し」として抽出できるので、アイデア次第でいろいろと応用が利きそうだ。

そんな思いがあって、今回作成＆公開したのが、タブ付きSDI型テキストエディタの「EdLeaf」です。タブ、履歴から開く、アウトライン機能、フレーズ機能、外部ツールとの連携等、使いやすさをポイントに作成しました。ご試用いただけましたら、うれしく思います。