「Push Panic for Windows95」は、キャラクタを操作してブロックを消していくステージ(ラウンド)クリア型のパズルゲーム。フィールド内に置かれたさまざまな柄のブロックを、カーソルキーで操作できるキャラを使って押し、同じ柄のブロック同士をぶつけて消していく。画面上に散らばっているブロックを全部消すことができればラウンドクリア。ただし、ブロックは1個ずつしか押すことができない。ラウンドごとに時間制限が設けられている。大きな特徴は、「ブロックを押すと、外壁または他のブロックにぶつかるまでまっすぐ進む」ということ。フィールドには柄のついたブロックのほか、動かせない壁ブロックもある。各ブロックの配置を考え、ブロックをフィールドの途中で止めたり、位置を変えたりしながら、1組ずつ消していく。同じ柄のブロックをうまく近づけていくことが基本的なテクニックとなる。
用意されたラウンド数は全部で30。ラウンドが進むにつれ、難易度も上がる。他のブロックや壁にはさむだけで消せる「ヘルプブロック」や、壁ブロックを消せる「爆弾ブロック」といった特殊なブロックが登場することもあり、これらをうまく利用することがクリアの条件になっているラウンドもある。
外壁にくっついたブロックは、手前に引き戻すことはできず、壁沿いに押すことしかできない。また、ブロックを消すためには、ただ横に並べるだけでなくぶつけなければいけないため、よく考えてから操作しないとたちまち動きがとれなくなって行き詰まる。
各ラウンドには、時間制限が設けられており、ノーマルモードと、ノーマルモードより10秒長いロングタイムモードが用意されている。攻め方をじっくり考えて取り組みたいところだが、「時間との戦い」の要素も取り入れているため、キャラを効率よく動かすスピードも必要になってくる。