豊富に用意されたイベントにより、幅広い操作を実現できるマウス操作自動化ユーティリティ。ドラッグや文字入力、コピー/カット&ペーストなどを行うことができる。マウスクリックを自動記録する機能もある。「ロボットマウスくん」は、複数のマウス操作を組み合わせて、連続して実行することのできるユーティリティ。イベントごとにポインタの座標とイベントの内容を指定し、リストに追加していくことで、一連のマウスの動きを設定できる。リストに登録されたイベントは順番に実行される。
設定できるイベントは、左右の「シングルクリック」「ダブルクリック」、ドラッグを実現する「DOWN(ボタンを押し下げる)」「UP(ボタンを上げる=離す)」といったマウス操作に加え、文字入力や「Ctrl+C」「Ctrl+V」「Ctrl+A」「Delete」「Enter」の入力などのキーボード操作を含めた計16種類。イベント前およびイベント後にウェイトを挿入することができるほか、回数を指定してループ実行させることもできる。
個々のイベントの設定は専用のダイアログで行う。マウスポインタの座標設定は、設定用のポインタを目的の場所に移動させるだけ、イベントの種類はプルダウンメニューから選択するだけと、設定は非常に簡単だ。ユーザが操作したマウスクリック(左右シングル/ダブル)を自動記録する機能もあり、指定座標でのクリック操作を簡単に再現することができる。自動記録ではドラッグ操作や文字入力などは記録されないが、こうしたイベントが必要であれば、あとから編集・追加すればよい。
設定した一連の操作は、独自形式(AMA)のファイルに保存できる。「ロボットマウスくん」からAMAファイルを開いて実行できるほか、AMAファイルを引数にしてコマンドラインから「ロボットマウスくん」を起動させることも可能。ファイルを引数にして起動した場合、ダイアログを表示することなくイベントを実行し、すべてのイベントの終了後、自動的に終了する。