アプリケーションと、そのアプリケーションで開くファイルなどをセットで登録することのできるボタン型ランチャ。「Atelier」は、編集対象ファイルやURL、メールアドレスなどを登録し、指定のアプリケーションで開けるモードを備えた一風変わったランチャ。アイテムの登録はドラッグ&ドロップで簡単に行うことができる。ドラッグ&ドロップによるLZH/ZIPファイルの展開(解凍)・圧縮機能もある。ランチャ画面は、縦置き・横置きいずれでも使える。
動作モードとして「メインモード」と、メインモードから開ける「リストモード」の2種類がある。メインモードは、大きなリンクボタンが一列に並ぶ見やすい画面デザイン。縦置きのType1と横置きのType2があり、どちらを使うかは初回起動時に選択できるほか、「Atelier」起動中であれば、ワンクリックでいつでもType1とType2を行き来できる。リンクボタンはページ切り替え式になっており、7アイテムを登録できるページが2ページ分、最大で14アイテムを登録することができる。
メインモードのリンクボタンにはアプリケーションのほか、ファイルやフォルダ、URL(インターネットショートカット)などを登録できるが、登録アイテムがアプリケーションの場合は、リンクボタンの右(Type2では下)にあるリストボタンが有効になり、このボタンをクリックすることでリストモードが開く。
リストモードには、メインモードで登録したアプリケーションで開きたいファイル、URL、メールアドレスなどを登録する。ファイルやフォルダはドラッグ&ドロップで、URLなどは「詳細設定」ダイアログから登録できる(メインモードで登録したアプリケーションによっては、フォルダを登録しても有効に機能しない場合がある)。リストモードもページ切り替え式になっている。こちらでは、メインモードで登録したアイテム1個に対して、10アイテムを登録できるページが10ページ分、最大で100アイテムを登録できる。アイテムおよびページには自由に名前をつけることができるので、わかりやすい名前をつけて、同じタイプや用途のファイルをまとめておけば、検索が容易になる。
ランチャ以外の機能として、LZH/ZIP形式に対応した展開・圧縮機能や、時計機能などがある。展開・圧縮機能では、メインモードの「機能」ボタンにLZH/ZIPファイルをドロップすると展開が、またフォルダをドロップすると圧縮が行われる。メインモード画面の時計機能は、時・分を表示する12時間制の小さなデジタル時計で、秒針の代わりにプログレスバーが用意されている。そのほか、「Windowsの終了/再起動/ログオフ」も「機能」ボタンから行うことができ、さらに「Windowsの終了/再起動/ログオフ」機能を「終了」ボタン(初期状態では「Atelier」の終了)に割り当てることができる。