シンプルな外観ながら、複数アイテムの連続起動などのユニークな機能を数多く備えたボタン型ランチャ。「ES Launcher」は、10個のボタンアイコンと2個の小さなボタンが並ぶシンプルなボタン型ランチャ。10個のボタンはそれぞれがグループになっており、ひとつのグループに最大10個のアイテムを登録することができる。
アイテムの登録・削除などはドラッグ&ドロップなどで行える。登録アイテムに対して起動オプションを設定することも可能。任意の場所に簡単にショートカットを作成する機能もある。さらに、アイテムを登録する際に「*.txt」などと入力すると、TXTに関連付けされたアプリケーションを探して、自動的に必要項目を入力してくれる「実行ファイル自動検索機能」などもあり、アイテムの登録は簡単だ。アイテムを登録した設定は「グループファイル」として保存でき、切り替えて使用することが可能だ。
大きな特徴は、アプリケーションなどの登録アイテムを開くと同時に「ES Launcher」自身が閉じてしまうことと、複数の登録アイテムを連続して開く仕掛けがあること。「ES Launcher」は基本的に常駐しないため、メモリやリソースの消費を気にする必要がない(設定により常駐させることも可能)。
また、1グループに最大10個のアイテムを登録することが可能だが、同じグループに登録したアイテムはボタンアイコンを1回クリックするだけで、すべてのアイテムを連続して開ける。例えば、同じグループのアイコンにInternet Explorerとメモ帳、ペイントを登録しておけば、Internet Explorerのアイコンをクリックするだけで、三つのアプリケーションが連続起動するようになる。この連続起動の設定を「拡張ショートカット」として作成する機能もあり、これを使えば「ES Launcher」を起動することなく、拡張ショートカットのダブルクリックだけで、設定した複数のアイテムを開けるようになる。
通常、同じグループに登録されたアイテムはそのうちのひとつだけしか見えないが、マウスのホイールやキーボード操作で、表示されるアイコンの入れ替えが行える。連続起動させずに、表示されているアイテムだけを開く、といった設定もグループ単位で行うことができるため、柔軟な使い方が可能だ。
マウス操作が前提に作成されているが、ショートカットキーで操作や設定変更を行うことも可能。スキンに対応しており、アイコンやバックグラウンドの色などを定義したスキンを変更することで、外観を変えられる。スキンは「ES Launcher」全体への適用のほか、グループ別に適用することもできる。