タイピング練習にRPGの要素を取り入れ、ゲームを楽しみながら自然にタイピングをマスターできるソフト。ほのぼのとしたかわいらしいキャラクタと絵本のようなストーリーが特徴的だ。「KoroType」は、RPGを楽しみながらタイピング練習ができるソフト。ゲームの主人公はプレイヤーのパソコンの中で働いている6人のコロボックルたちだ。ある日、マシンがウイルスの襲撃を受け、コロボックルたちはバラバラになってしまう。プレイヤーは残ったタントとイメルを操作して、仲間を探し、マシンを救うために戦う……というストーリーだ。
一般的なRPGと同様、マップの移動中に敵(ウイルス)に遭遇して、戦闘シーンとなる。戦闘シーンでは、画面に表示される言葉を敵より速く入力すると敵を倒すことができるが、タイプミスや相手より遅かった場合はHPが減ってしまう。首尾よく敵を倒せば、倒した敵の数に応じた金額やアイテムを手に入れることができる。最初は敵の入力もさほど速くないが、ストーリーが進むにつれて速くなる(つまり手強くなる)。
マップ上の木や切り株を調べると、行き先や進行のヒントを教えてもらえるほか、お金やアイテムが手に入ることがある。アイテムには逃亡/攻撃/防御/回復/生返(生き返る)/必殺の6種類があり、いつでも使用することができる。必要に応じて売買することも可能だ。
この世界には競馬場があり、コロボックルをジョッキーにしてレースに出走することもできる。このレースは「A」から「Z」までを順にタイプして、その速度で順位を競うもの。ここで勝てばレースの格に応じた賞金が支払われるので、所持金が少ないときに勝負をしてみるのもいいだろう。
戦闘シーンでのタイピングはローマ字入力に対応する。画面には入力する言葉と敵とプレイヤーの入力状況、キーボードが表示される。次にタイプするキーがハイライト表示されるキーボードは、使う指ごとにキーが色分けされているため、初心者でも正しい指使いを覚えることができる。
FU/HU、SYA/SHAといったローマ字の入力設定は、同梱されている「Romaji.Tbl」というファイルをエディタなどで編集することによって変更可能だ。