文字、画像、文字と画像の組み合わせと、思いのままにラベルやシールを作れるラベル作成ソフト。あらかじめ多数の用紙が登録済みで、サイズ調整などの作業を行う必要がない。「プリ仙人」は、プリクラをはじめ、MO/MD/FDD、CD-R用のラベル、ビデオテープ用のラベルなど、さまざまな種類のラベルを簡単な操作で作れるラベル作成ソフト。文字の拡大・縮小や回転ができるのはもちろん、ラベル背景への画像の貼り込み、貼り込んだ画像のトリミングなど、自由自在に編集が行える。あらかじめ登録された対応用紙は約370種類にも上る。市販のラベル用紙はもちろん、MDやビデオテープに付いてくるラベルに対しても、サイズ調整などを行わずに、リストから選択して印刷することが可能だ。
画面は、実際にラベルの編集を行うエディットウィンドウ、用紙を選択する用紙ウィンドウ、さらにプレビューウィンドウの三つのウィンドウで構成されるメイン画面のほか、作成中ラベルのオブジェクトを一覧表示し、各オブジェクトにすばやくアクセスできるオブジェクトブラウザなどの別画面があり、いずれも見やすく、操作しやすい。
「プリ仙人」でラベルを作成するには、(1)用紙設定、(2)背景作成、(3)オブジェクト配置が大まかな手順となる。用紙の設定では、あらかじめ登録されている用紙が約370種類。ツリーからエクスプローラライクな操作で選択できる。Hisago、ナナクリエイト、エーワン、エレコム、サンワサプライなどのラベル用紙だけでなく、SONY、TDK、Maxell、FUJIFILMといった市販のビデオ/MDなどに付属するラベル用紙にも多数対応している。用紙作成ウィザードを使用して、新しい用紙を登録することも可能だ。
「背景」は、ラベルを作成するためのキャンバスともいえるもので、無地でもかまわないし、好きな画像を指定することもできる。画像を指定する場合は、ラベルの一部に画像全体を入れるか、ラベル全体にぴたりと収まるよう画像を拡大・縮小することもできる。
「オブジェクト」として使用できるのは「テキスト」「画像」「図形」「直線」の4種類。「テキスト」は、フォントやサイズ、色を指定できるほか、文字間隔、行間隔も指定できる。袋文字、影文字、鏡文字も使える。また、文字を円弧に沿わせることも可能。もちろん拡大・縮小は自在だ。
「画像」は、BMP/JPEGを取り込めるほか、クリップボードから貼り付けることもできる。また、Susie Plug-inにも対応しているため、多数の形式の画像を使用することが可能だ。取り込んだ画像は、透過色の設定が行えるほか、角丸四角形、菱形、ハート形、星形などの形でトリミングすることも可能。
「図形」は、ハート、星、菱形などをした図形を貼り付けるもの。縁と塗りつぶしの色を変えたり、縁だけを描いたり、グラデーションを指定したりできる。「直線」はその名の通り、直線を引くためのもので、ペンの色と太さを指定できる。
印刷する際には、「背景」全体を1枚のラベルに出力できるのはもちろん、一部の指定範囲のみを1枚のラベルとして出力することもできる。