懸賞サイトなどの入力フォームに、あらかじめ登録しておいた住所、氏名といった個人情報を自動入力してくれるソフト。Webブラウザで表示しているページの入力フォームを自動的に検出して入力を行う。「aiBAR2000」は、Windowsのタスクバーに似たコンパクトなデザインの個人情報自動入力ソフト。インストール後、初回起動時に表示されるダイアログボックスに、懸賞応募用の氏名や住所、電話番号、生年月日などを登録すれば、すぐに使える状態になる。複数のユーザを登録することも可能で、家族全員で利用することもできる。登録するデータは「個人情報」と「住所」のふたつに分かれており、登録済みの住所を「個人情報」側から選択できるようになっている。
個人情報が登録されていれば、Internet Explorerで懸賞ページを表示した際に入力フォームを検出し、該当するフィールドにデータを自動的に入力してくれる。例えば、入力フォーム中に情報項目としてない年齢フィールドがあっても、生年月日から自動計算して入力するため、入力の手間をかなり省いてくれる。あとは、懸賞ごとに異なる部分だけの入力やチェックを行えばよい。
初期設定では、「aiBAR2000」を起動すると、同時にIEを起動して「懸賞いんふぉ for aiBAR2000 Users」のページを表示するようになっており、ここから申し込みたい懸賞を探して、すぐに応募できる。「懸賞いんふぉ for aiBAR2000 Users」には、デスクトップの上端(または下端)に表示されるメインバー上の「すぐ応募」ボタンからもアクセスできる。
「aiBAR2000」から起動したIEでは、ページの最上部に「コントロールパネル」というバーが表示される。ここには登録したユーザの名前がリンクとして表示され、クリックすることでフォームに入力する個人情報を切り替えられる。メインバー上にも登録済みユーザのボタンが表示されるので、ここでも切り替えることが可能だ。
そのほかに、懸賞情報のメールマガジンを購読している場合、その中に書かれたURLをクリックするとIEを起動してすぐに応募できる「メルマガモード」や、登録済みの個人情報をクリップボードに転送したり、入力フォーム上にドラッグ&ドロップできる「Clipborad」機能などがある。Expert版のみの機能としては、応募履歴を参照できる機能、メインバーの代わりにコンパクトなウィンドウ表示にする機能、IEの起動位置を指定する表示位置コントロールなどの機能が用意されている。
手動入力モードにしておき、必要なときだけボタンクリックで入力することも可能だ。対応するブラウザは、Internet Explorer 5および5.5となっている。
本体の「aiBAR2000」のほかに、ポイントがたまる情報サイト用のID/パスワード管理ツール「aiPOM」が付属する。