たくさんのテキストファイルを連続して閲覧したいときに便利なテキストビューア。左側にフォルダツリーとファイルリストを表示する3ペインスタイルのウィンドウで、すばやくファイルを選択して閲覧できる。「Fumy Sequential Text Viewer」は直接、テキストを編集する機能を持たない代わりに、多数のファイルを快適に閲覧・操作する機能を豊富に揃えたソフト。フォルダツリーとファイル一覧を兼ねた「ファイルリストボックス」で、閲覧したいファイルをすばやく切り替えられるのに加え、Internet Explorerの「戻る」「進む」ボタンに似た履歴機能で、前後に表示したファイルであれば、異なるフォルダ内のものでもすぐに呼び出せる。ファイルリストボックスにはフィルタ機能があり、ドロップダウンリストから「テキストファイル」「スクリプトファイル」「ソースファイル」などを選択すれば、該当する拡張子のファイルだけを表示することが可能だ。
IEのお気に入りに似たブックマーク機能も備え、よく使うファイル/フォルダのフルパスと名称を登録し、すばやく選択できる。また、オプションでは前回、最後に開いたファイルを起動時に開くことができるのに加え、現在の履歴を次回の起動時にも使うように設定できる。同じ資料を繰り返し参照するような場合に役立つ機能だ。
テキスト内容を表示する際には、ウィンドウ右端での折り返しや行番号の付加、1ポイント単位でのサイズ変更などが可能。さらに、改行、空白、HTMLタグなどを除外して表示することもできる。
テキストファイルの閲覧のほかにも、ファイルの別名保存、指定フォルダへの移動/コピー/削除、ファイル名やタイムスタンプの変更など、ファイルを整理するのに便利な機能を備え、内容を参照しながらファイル操作を行うのに適している。Windowsで関連付けされたアプリケーションからファイルを開くことができるほか、「Fumy Sequential Text Viewer」で設定した編集用/印刷用のアプリケーションで、編集や印刷を行うことも可能だ。
主な機能にはショートカットキーが割り当てられており、キーボードからすばやく操作を行うことが可能。ソフト名に“Sequential”とある通り、“順番に”閲覧することを想定したソフトだが、複数起動も可能なため、同時に複数ファイルを表示することもできる。