魔法少女を操って魔物と戦う、思考型のアクションゲーム。敵の動きを読む洞察力、すばやく、かつタイミングよく敵を避ける操作テクニック、そしてちょっとした運のよさが必要とされるゲームだ。手強いラウンド(ステージ)が続き、やり応えは十分。ラウンド数は全部で32面+αが用意されている。「あくたーわーるど」は、ウィザード部隊に占領された「あくたわーるど」の浮遊宮殿を取り戻すべく、王女ライナが単身、宮殿に乗り込み、魔物をやっつけるというストーリーのアクションゲーム。ヒロインであるライナが使用できる魔法は「ミラクルリング」ただひとつ。このミラクルリングをうまく使って魔物を倒してゆく。
ライナは、自分の向いている方向にミラクルリングを置くことができ、魔物は、このミラクルリングに触れると一定時間、封印される。魔物が封印されたミラクルリングにライナが触れるとそのミラクルリングは落下し、魔物ごと画面から消滅する──というのが基本的なルールだ。落下するミラクルリングに魔物が触れた場合は、その魔物もいっしょに消滅し、ボーナスポイントが入る。ラウンド内のすべての魔物をやっつければクリア。ライナが魔物に捕まるか、タイムオーバーでライナがひとり減り、ライナがいなくなるとゲームオーバーとなる。
ゲームのポイントは二点ある。まず、ひとつのミラクルリングに封印できる魔物は1体のみということ。一番最初にミラクルリングに触れた魔物だけが動きを封じられ、それ以外の魔物は自由にミラクルリングを越えられる。もうひとつは、リングは通常、一度にひとつしか置くことができないということ(取ると2個出せるようになるアイテムも存在する)。そのため、無意味な場所にミラクルリングを置くと、それが消えるまで完全に無防備になってしまう。ミラクルリングは一定時間が経過すると自動的に消えるほか、もう一度ライナが触れることによっても消える。
ライナは画面上を左右に走り、ジャンプし、上段の床から飛び降りることができる。左右と下への移動は壁や床によって阻まれるが、ジャンプだけは床をすり抜けて直上の段に飛び乗ることができる点がユニークだ。
登場する魔物は全部で8種類。動きの速いもの、斜め移動するもの、ワープするものなど、いずれも手強くて個性が豊かだ。ラウンドの途中で一定時間だけ出現するアイテムも用意されている。