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ベクターソフトニュース - 2000.09.27
小遣いつけーる Light 小遣いつけーる Light Ver.1.01
いかに少ない手順でつけられるかにこだわった家計簿ソフト
Windows 98/95/NT シェアウェア
「小遣いつけーる Light」の動作画面
■入力はセルへの直接入力のほか、左側の入力ボックスだけでも行える

操作手順を少なくすることで、ユーザが無理なく続けてつけられるよう工夫された家計簿ソフト。日付ごとに金額を一括入力できる入力ウィザードや、マウスだけで操作できる入力ボックスなど、簡単な操作で入力が行える。現金出納に機能を絞ったシンプルなソフトで、気軽に使うことができる。

小遣いつけーるのメイン画面は、表計算ソフトのセル画面に、カレンダーと電卓を追加したような構成。画面右側を大きく占めるセル部分は縦軸に日付、横軸に事柄(費目)を並べた一覧表のスタイル。日付は週表示または月表示から選択することが可能で、費目別の収入・支出をセルに入力していくと、週または月単位の費目別の累計収支が最下行のセルに、また現在までの累計収支が一番右側の列に自動計算される仕組みだ。さらに、カレンダーで日付を選択すると、その日1日の収支がウィンドウ下のステータスバーに表示されるようになっている。

画面左側は「入力ボックス」と呼ばれ、カレンダー、費目の選択リスト、電卓と、入力用のツールが集められており、セルに直接入力しなくても、入力ボックスをマウスで操作するだけですべての入力を行える。入力ボックスでは、電卓に消費税分を加算して入力するキーや、すでに入力済みのセルに金額を入力した際に、金額を積算するか上書きするかの選択機能があり、便利に使える。

より手軽に入力をすませたいという人には、入力ウィザードが用意されている。入力ウィザードは、メイン画面表示前に起動できるもので、カレンダーからデータ入力する日付を選択し、費目に金額を入力するだけで、メイン画面を開かずに記帳が行える。記帳と同時にウィザードを終了させる設定にしておけば、最低限のデータ入力(つまり、このウィザードへの入力)だけで毎日の記入を行えるようになっている。

費目としてあらかじめ登録されているのは、収入と8種類の支出項目(食費、交通費、交際費、光熱費、娯楽費、通信費、医療費、雑費)だが、収入・支出で計100項目までの範囲で自由に追加・変更できる。表示順も任意に決められるほか、ある費目のデータを一括して別の費目に移動するための「コンバート機能」も用意されている。コンバートなどを使って費目を編集することにより、例えば「交際費を削除し、既存のデータは食費に繰り入れる」といった操作も簡単に行える。

入力データは1ヵ月単位で費目別に集計され、集計結果によって「支出詳細」が自動作成される。支出詳細では、費目別支出割合での円グラフ(今月・前月の2ヵ月分)や、費目別の前月対比、収入合計と残高から予測した残高推移棒グラフに加え、これらのデータから分析した家計のやりくりアドバイスが表示される。

そのほか、締め日の変更やBanker's Roundingも選択できる除算/税の処理設定、1ヵ月単位でのデータ印刷機能などを備える。また、データ入力欄および変更ダイアログ上で使える「簡易計算機能」(四則演算および累乗、10項まで)があり、複数のレシートを加算して記帳するなど、ちょっと計算したいというときに便利だ。なお、データはCSV形式で保存される。

reviewer's EYE シンプルだが、必要な機能は過不足なく備えており、使いやすい家計簿ソフトだ。家計簿ソフトはつけようと思ってもなかなか長続きしないものだが、入力ウィザードなどで「使ってみよう」という気にさせる工夫がユニーク。こまかなことだが、カレンダー日付が起動時に当日になるようきちんと設定されているなど、毎日こまめにつけることを前提としているのだろう。
(坂下 凡平)


スクリーンショット》 入力ウィザード。カレンダーから入力する日付を選び、費目別にデータを入力するだけでOKだ
スクリーンショット》 支出詳細グラフでは費目別の割合を一目で確認できる。「アドバイスシート」が今後の生活の参考になる
スクリーンショット》 設定画面では、費目の編集や締め日設定のほか、除算・税処理での小数処理などを設定できる
スクリーンショット》 コンバート機能を使えば、費目間のデータ移動も簡単に行える


【作 者】 Development Network さん
【作者のホームページ】 http://www1.akira.ne.jp/~matyuda/devnet/
【レジ作品番号】 SR019728
【補 足】 試用期間中は、西暦2000年の1年間分を使うことができる。なお、Delphiで作成されたこのLight版のほかに、Visual Basicで作成された「小遣いつけーる」「同フリー版」もある
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

毎月気がつくとお金がなくなっている。一体私は何にお金を使ってるのだろう? だいたいでよいから内訳が知りたい!! と思ったのがそもそもの動機です。さまざまなオンラインソフトを試してみましたが、設定が細かく、根性なしの私が毎日続けるのは難しそうなものばかり。「それならば自作しようじゃないかぁ」と思い立ったのです。とはいっても私は企画担当なので「それならば、作らせようじゃないかぁ」が正しいんですけどね。^^;

■開発中に苦労した点

2ヵ月間をフルに使って開発をしました。その間、朝にプログラマからβ版が送られてきて、夜までにバグ報告をするという生活でした。結果、β版のバージョン数は30を超え、当初ほしかった機能を完全に再現したすてきなソフトになりました。私はバグ報告と機能改善のために、ない脳ミソをフル回転させましたが、一番大変だったのは毎日夜(朝?)の31時まで開発をしたプログラマじゃないかなぁ(毎日がホントに死にそうでした ^^;<プログラマ談)。

機能面では入力手順の最小手順化と設定にこだわりました。「初心者には扱いやすく、上級者にも使い勝手がいい」というコンセプトを実現するために表示方法・操作性、実用性などの研究にかなり時間を使いました。その結果、初心者には必要最低限の操作でも十分にソフトを使うことができるように、また上級者のためにもよくばりな機能を細部にまで付けています。どんなユーザの方でも「使い続ければ必ずお役に立てるものにする」という点にも気を配り、その実現に苦労しました。

■ユーザにお勧めする使い方

このソフトは現金出納に的を絞っています。「小学生や中学生がコンピュータになれながらお小遣いを管理できる」というレベルから、「大人が家計簿をつける」というレベルまで幅広く対応しているつもりです。通帳管理機能は、通帳も財布の一部だという観点から、あえて搭載していません。これも使いやすさにこだわった結果です。

簡単にまとめてみましたので、ぜひ実践してみてください。(1)もちろん記帳はこまめに!、(2)ヘルプの中身も実は重要、(3)買い物のときはレシートをもらうくせをつけよう、(4)使い方はあなた次第(爆)。

■今後のバージョンアップ予定

今後も逐次バージョンアップを行っていきたいと考えています。具体的にはまだなんともいえませんが……。このソフトを使っての感想をぜひ送ってください!! 次期バージョン制作の際のアイデアにさせていただきたいと思います。また、本家本元「小遣いつけーる」の方も使いやすさと、機能性を追求していこうと考えています。これからもよろしくお願いします!

なお、最新情報は、http://www1.akira.ne.jp/~matyuda/devnet/ にて公開しております。
(Development Network)
go! download
上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。

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