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ベクターソフトニュース - 2000.08.23 |
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枡田 Ver.1.0
交互に置いた駒の数字の合計で勝負するテーブルゲーム ■Windows 2000/98/95/NT ■フリーソフト |
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ルールはこうだ──ゲームを開始すると、5×5のマス目を持つ盤上に9個の駒がランダムに配置される。ゲームで使用する駒はそれぞれ1から25までの数字が書かれた25個。つまり、空きのマス16個に対してプレイヤーが盤上に置くことのできるフリーの駒が16個ある状態からゲームははじまる。この盤面に対して、先攻・後攻が交互にフリーの駒を配置してゆく。配置した駒の数字がそのままプレイヤーの得点となり、最終的にその点数の合計が多い方が勝ちとなる。 駒を置くためには、次の条件を満たす必要がある。
ゲームモードは、対コンピュータ戦の1Pモード、人間同士の対戦が楽しめる2Pモードの2種類のモードがある。対コンピュータ戦では、コンピュータの強さを4段階に設定できる。また、Undo(待った)あり/なしの選択や、1ゲームのラウンド数を1〜4までの間で変更することも可能だ。さらに、コンピュータを最強にして「待った」なしの4回戦に勝利すると、作者のホームページ で「段位認定」のバナーをもらえるというお楽しみも用意されている。 駒を置ける場所をハイライト表示で示したり、駒を直接ドラッグできたりと、操作はわかりやすい。基本的に先手が圧倒的に有利なルールなので、先手と後手を交互に入れ替えて、偶数回の試合で合計点数を競うのが基本となる。和を感じさせる美しいグラフィックが印象的だ。 ●
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この種のボードゲームが受け入れられる鉄則は「ルールが覚えやすい」「1プレイあたりの時間が短い」「単純だが奥が深い」といった要素がすべて備わっていることだろう。いくら楽しめるゲームでも、覚えるまでが大変だったり、1プレイに1時間以上かかるのでは、なかなか始める気が起きない。また、すぐに必勝法が見つかってしまうゲームでは、やはりつまらない。その点、この枡田は、これらの条件をすべて満たしているといってよいだろう。ルールはすぐにのみこめるし、しかも意外に難しい。レベル4(最強)のコンピュータに勝つためには、何手か先を読んで駒を配置していくことが必要だ。
置いた駒の数字がそのまま得点になるため、置くことのできる駒のうち、できるだけ大きな数字の駒を使うのが鉄則だ。また、最終手は点数が2倍になるため、最終手を打つことができた方が有利だ。初期の空きマスは16個なので、普通に考えると後手が最終手となるはずだが「※」の駒が1個置かれると空きのマスが1個減るので、最終手を打つ側は入れ替わる──このあたりも勝敗のポイントになるだろう。 (天野 司)
《スクリーンショット》 置ける場所を赤くハイライト表示。「※」に挟まれた場所はどの駒も置くことができる 《スクリーンショット》 勝敗は、設定ラウンドの合計点数で判定される 《スクリーンショット》 コンピュータの強さは4段階に設定可能。待ったあり/なしの設定もできる 《スクリーンショット》 最も難しい設定でコンピュータに勝つと、勝ったランクに合わせて段位認定バナーが発行される 【作 者】 higo さん 【作者のホームページ】 http://station.vallab.com/~higo/ |
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