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	ベクターソフトニュース - 2000.07.01

	あらかると　Ver.1.0 かわいい魔女が活躍する横スクロールシューティングゲーム ■Windows 98/95　■フリーソフト

	■画面デザインはほのぼのとしたかわいらしさを感じさせるが、敵の攻撃はなかなかハード かわいらしいメガネっ子魔女を主人公にした、メルヘンタッチの横スクロールシューティングゲーム。4種類の武器を使い分けて、全4面のステージクリアを目指す。 あらかるとは、ほうきに乗った見習い魔女をメインキャラにしたシューティングゲームで、キャラや背景のデザインがメルヘンチックな雰囲気を感じさせてくれる。ステージは森の中、洞窟の中、空の上と、美しいシーンが続く。BGMもMIDとWAVを巧みに使い分け、デザインの美しさと相まって楽しくプレイできる。ただし、登場する敵キャラの数は多く、攻撃も多彩かつ強力と、画面からの印象に反してハードな面もある。 プレイヤーが操作するメインキャラは、4種類の召喚獣（武器）を操れるという設定で、状況に応じてうまく召喚獣を使い分けることがゲームのポイントとなる。この4種類はそれぞれ、連射ができる/一発の威力が強い/2方向に弾を発射できる/相手に追従する、といった特徴があり、敵キャラの動きや攻撃に合わせて使い分ける。召喚獣が発射できる弾には「ノーマル弾」のほかに、画面上の「マジックゲージ」のゲージ量によって使える「大魔法」（必殺技）があり、うまくタイミングをとって使えば画面上の敵を一掃することも可能だ。ただし、大魔法はいつでも使えるわけではなく、ある程度の「タメ」が必要。召喚獣の入れ替え、ノーマル弾発射、大魔法はそれぞれ1個のキーに対応しているので、操作は難しくない。 得点面でのポイントは、ラッキースターとCHAIN。撃破した敵が出すラッキースターを回収するとCHAINとなり、CHAINがつながればつながるほど、ラッキースター1個あたりの得点がアップするというルールになっている。また、敵を倒せば倒すほど召喚獣に経験値がたまってレベルアップ。レベルが上がると攻撃力も上がる──例えば、単発の連射武器が2連、3連になるなど、ザコキャラを掃討するのが楽になるというわけだ。ただし、レベルは召喚獣ごとに個別に設定されるので、召喚獣切り替え時には注意が必要となる。 ザコキャラの大群を撃破したあとは、各ステージ最後にボスキャラとの対決が待っている。自キャラがいなくなるとゲームオーバーだが、何度でもコンティニューができるため、根気よくプレイを続ければ、誰でも最終ステージまでクリアできるようになっている。 ●

	キャラはかわいいのだが、あまりにも敵キャラや敵の攻撃が苛烈であるため、シューティングにありがちなヒット＆アウェイという方法をとるのは難しい。適当に攻撃を受けつつ、敵の数がたまったところを見計らって大魔法で大きな打撃を与えるしかない。特にボスキャラの攻撃や体当たりは強力で、逃げたり避けたりするのは難しい。爆死覚悟で突っ込み、何回死んでもコンティニューでやり続け、大魔法を連発すれば勝てるだろう。ステージ4あたりになると、敵キャラや攻撃弾があまりに多くなるため、ローパワーマシンでは動作が厳しいかもしれない。 （藤田 洋史） 《スクリーンショット》　画面左上に現在の召喚獣、右上にCHAIN数が表示される 《スクリーンショット》　大魔法のひとつ。ゲージ量や召喚獣のレベルによって強力さが変化する 《スクリーンショット》　ステージ2は洞窟の中。コンティニューは何度でも行えるので、根気よくプレイを続けよう 《スクリーンショット》　敵キャラのタイプもさまざま。同じ猫でもいろいろな種類がいる 【作　者】 あさねこ　さん 【作者のホームページ】 http://www.ic-net.or.jp/home/asaneko/ 【動作に必要なソフト】 DirectX 3 以降

	■ソフトを開発しようと思った動機、背景 いつものようにゲームを作りたいという衝動にかられ、ノリでゲームの企画を立てました。当初のメインコンセプトは「自己満足キャラ多数出演」ということだったため、この段階ですでにゲームとして成り立たなくとも、キャラがゲームの中で活きればイイかなと思っていました。そういうこともあって、ジャンルは比較的プログラムが楽と思いこんでいたシューティングゲームに決定。コレが「あらかると」開発動機です。結局のところ、ソフト（ゲーム）開発は、いつもしたいと思ってるし、行動に移った背景は「テスト勉強がしたくなかった」ということですが（笑）。 ■開発中に苦労した点 とにかく膨大な量のリソース。メインコンセプトに「自己満足キャラ多数出演」という自殺的な項目を作った以上、避けては通れぬ道でした。原画を描くのは、PenPen氏に多少の協力をいただいたので、まだ楽しく進んだのですが、パレット考慮のCG化作業を一人でやらねばならなかったことが誤算でした。また、今まで体験したことのないSE作成が、思った以上に難しいモノであったということもあります。とにかく「あんなコンセプトにするんじゃなかった」というのは、後の祭りです。 ■あらかるとの今後 現時点で、あらかるとには多数のバグが発見されています。ですが、メンドウなのでバグは取りません。仕様です（笑）。ただし、当初の予定だった「パッケージ大作戦（仮）」のため、「あらかると」はCD版（ジャケット、CDラベル付き）が発表されます。コチラのバージョンは発見されたうちのバグを少々駆除（ダメ人間）、オプションモードにて難易度設定、BGMのCD-DA化などダウンロード版に蛇足（笑）をつけての発表です。詳しくは 「あらかると」のホームページ をご覧ください。 ■最後に もし「あらかると」に少しでも気に入った部分があれば幸いです。その旨を、メールやホームページの掲示板にて作者に報告していただけると、さらに幸いです。というわけなので、作者を幸いにしてください。 （あさねこ）
	上で紹介したソフト（およびその関連ソフト）のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。 あらかるとSE　ラブリーなキャラが、んもぅ大変な感じの(笑)ツウカイシューティングゲームセカンドエディション!　(388K)

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