ベクターソフトニュース - 2000.06.17 |
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BLOCK Ver.1.01
飛び散るブロック破片がチョ〜爽快! スピード感に溢れたブロック崩し ■Windows 98/95 ■フリーソフト |
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BLOCKは、DirectX を使用したブロック崩し。モノトーンをベースに、使う色を抑えてプレイヤーに鮮烈な印象を与える画面デザインが秀逸だ。用意されたゲームモードは「TIME TRIAL MODE」「FREE MODE」の2種類。TIME TRIAL MODEはその名の通り、全ステージをクリアしてそのトータルタイムを競うモード。FREE MODEは練習用のモードで、ステージを自由に選んで攻略法などを研究することができる。ただし、FREE MODEでプレイするためには、TIME TRIAL MODEで全ステージクリアを果たさないといけない。ステージ数は全部で50面。 特徴は何といっても、ブロック片が砕け散る様子を見せてくれる「DISPLAY BROKEN BLOCKS」モードだ。一度に大量のブロックを破壊し、画面狭しとブロック片が飛び散ると、何ともいえない爽快感を味わえる。 各ステージのスタート時にプレイヤーに与えられる持ち玉は10個。この持ち玉をどのように使うかはプレイヤーの自由だ。1個ずつ使って確実にコントロールしてもよいし、複数のボールを同時に発射してもよい。ただし、ブロックを残した状態で持ち玉をすべて失ってしまうと、もう一度そのステージを最初からやり直さなくてはならない。当然これは大きなタイムロスとなる。BLOCKはあくまでもトータルタイムを競うゲームなので、ゲームオーバーはない。全50ステージをクリアするとランキングが表示される。ランキングは1位から10位までが記録され、トータルタイムのほかに各ステージごとのランキングも見ることが可能だ。 操作はすべてマウスで行える。マウスの移動でバーを左右に動かし、右クリックでボールを発射、左クリックでバーを下に沈める。このバーを沈める操作は、ボールを勢いよく跳ね返したいときに使う。返ってきたボールにタイミングを合わせて左ボタンから指を離すとバーが元の位置に戻り、その勢いをボールに伝えるという仕組みだ。 ゲームには、全部で10種類のブロックが登場する。硬さの違うブロックや破壊不能なブロック、アイテムを出すブロックといったオーソドックスなもののほか、ボールを1個出すブロックやボールを無限に出し続けるブロック、反重力ブロックなどユニークなブロックが用意されている。また、ブロックではないが、矢印の方向に重力の向きを変化させるパネルが出現するステージもある(ちょうど、一方通行に重力を付加したようなイメージだ)。 登場するアイテムは全部で7種類。バーの長さを変化させるもの、ボールのサイズを変えるもの、一定時間ボールをいくつ打ち出しても持ち玉が減らないもの、一定時間重力の方向を上向きにするものなど、ユニークなアイテムが揃っている。 ●
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ビジュアルな演出に凝った、ユニークで楽しいブロック崩しゲームだ。ボールが当たったブロックがただ単に消滅するのではなく、ボールの質量に押しつぶされて飛び散ってゆく描写がたまらなくよい。ボールのサイズを大きくすることで質量を増大させたり、大量のボールを同時に発射することでブロックを一気に粉砕することができる爽快感は、他のブロック崩しにはちょっとないものだ。
もちろん、ビジュアルだけでなくゲームの内容そのものも優れている。爽快感とスピード感を重視しているため、難易度は比較的抑えめだが、反重力ブロックや重力の向きを変えるパネルなどの手強い仕掛けもあり、クリアするのに手こずるステージも少なくない。 ユニークなアイデアが満載されているので、ブロック崩しのベテランでも新鮮な気持で楽しむことができる。また、ゲームオーバーがないので初心者の入門用としても最適だろう。 (秋山 俊)
《スクリーンショット》 ステージ開始時の持ち玉は10個。これをどう使うかはユーザの自由。ステージクリアすると、持ち玉もリセットされて10個に戻る 《スクリーンショット》 反重力と、ここまで横に伸びたバーで楽々ステージクリア 《スクリーンショット》 上位10人まではランキングにタイムが自動登録される 《スクリーンショット》 オプション設定画面。DISPLAY BROKEN BLOCKSは、よほどパフォーマンスが悪い場合以外はYESにしておきたい。NOにしてしまってはBLOCKの魅力が半減する 【作 者】 KENTA(22) さん 【作者のホームページ】 http://www.interq.or.jp/tohoku/kenta/ 【動作に必要なソフト】 DirectX 3.0以降 |
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