ベクターソフトニュース - 2000.02.05 |
||
Virtual CD-ROM Case Ver.1.1.9
リムーバブルメディア内ファイルのすばやい検索を可能にするソフト ■Windows 98/95/NT ■フリーソフト |
||
Virtual CD-ROM Caseでは、メディアのファイル情報を読み込むと、それをCaseファイルに保存する。一度Caseファイルを作成してしまえば、当該メディアがドライブに挿入されていなくても、メディア内の情報がわかるという仕組み。通常、CD-ROMなどのCaseファイルはファイルサイズが大きくなってしまうため、LZH形式で圧縮して保存、利用することもできるようになっている(UNLHA32.DLL が必要)。 メイン画面の外観は左側にフォルダツリー、右側にその内容を表示するといったエクスプローラライクなもので、操作も直観的に行える。LZH、ZIP等の圧縮ファイルもフォルダのように扱い、中に含まれるファイルを表示してくれるため、わかりやすい。右側のペインでファイル情報のうち何を表示するかは、ユーザの目的や好みに応じてカスタマイズできる。 この種のソフトで重要とされる検索機能は強力で、多彩な方法での検索が可能だ。ファイル名やコメント、マークの有無などからの検索のほか、ワイルドカードや正規表現による検索、ファイルサイズや作成日付、更新日付といったファイル属性からの検索、さらには大文字小文字の区別/同一視といった指定も可能。複数のCaseファイルに対しては「ケース検索」機能によって、目的とするファイルがどのCaseファイルに記録されているかを調べることができる。また、ただ単にリムーバブルメディアのファイル情報を保存するだけでなく、双方の情報を比較して一致するように同期を取らせることもできる。 そのほかにも、メディア上の圧縮ファイルを指定してそこから任意のファイルを抽出(解凍)したり、Caseファイルに実データを埋め込んでしまい、メディアがなくてもデータの閲覧を行えるようにできるなど、さまざまな機能を持つ。なお、メディアのファイル情報をCSV形式のファイルとして出力することも可能だ。 ●
|
|||||
市販されている各種のライブラリCD-ROMを何枚も持っていたり、インターネットなどを利用して収集したファイルなどをCD-RやMOなどに保存したりしている人にお勧めのソフト。
何枚ものメディアをとっかえひっかえすることなく、すばやく目的のメディアを特定することができる。ファイル情報がハードディスク上にあるのでデータの読み出しが高速で、メディアの交換時に発生する認識待ちの時間もないために検索は非常に快適だ。 すべてのPCユーザが必要とする……といった類のソフトではないかもしれないが、ニーズのある人にとっては、操作性もよく機能も充実した使いやすいソフトといえるだろう。 (秋山 俊)
《スクリーンショット》 正規表現も使うことができ、サイズや日付を範囲指定して検索できる強力な検索機能 《スクリーンショット》 圧縮ファイルをフォルダのように扱える。対応する書庫形式は7種類(別途、対応DLLが必要)。自己解凍形式書庫も展開してファイル情報を取得できる 《スクリーンショット》 表示するファイル情報はユーザの好みでカスタマイズできる 《スクリーンショット》 よく使うファイルは、すぐに見つけられるようマークしておこう 【作 者】 Hiro30 さん、西 邦夫 さん 【作者のホームページ】 http://www.hi-ho.ne.jp/hiro30/ 【動作に必要なソフト】 (UNLHA32.DLL) |
||
|
||||
上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。
|
||||