キャッシュ内蔵CD-ROMドライバ 0.09

cddrv009.lzh ( Filesize:  5,772 )

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ソフト詳細説明

--- 初めに ---
CDDEV.SYSが深いディレクトリに潜った時、遅くなるのが気になったので
"下位"互換ドライバを作ってみました。

--- 使い方 ---
CONFIG.SYSの中に
DEVICE = 〜\CDDRV.SYS /I<SCSI-ID> /B<BUFFER SIZE> [/Snum]
と書けばOkです。

/I でCD-ROMドライブのIDを指定します。デフォルトは 6 です。
/B でキャッシュするセクタ数を指定します。
1増える毎に2048+8バイト、メモリの消費量が増えます。
デフォルトは4セクタ分ですが、最低でも8以上にすることを薦めます。
(この4セクタというのはCDDEV.SYSと同じサイズです)

/S0 これがデフォルト。
DRVCTRLに対して "音楽用CD等の読めないCD(ROM)が入ってる時"、
未挿入、異常なディスクが入ってる、と答えるようにします。
/S1 これにすると、入ってない、という事にします。
/S0で勝手にCDがイジェクトされる場合等は、これを指定してみてください。
/S2 この時は、なんであろうと入ってさえいれば入ってるとします。
ファイラー等を使っていると白帯を拝むかもしれません。

--- 特徴 ---
電脳倶楽部のまねしてベンチマークしてみました。

計測技研のフリセレ2のtreeを取った結果
使用機種 ドライバ スイッチ
ECD-500 CDDEV.SYS 59秒98
CDDRV.SYS なし 37秒33
CDDRV.SYS /B64 25秒30

--- 注意 ---
どこら辺が"下位"なのかと言うと、
論理セクタ(ISO9660では1セクタを512,1024,2048バイトの中から選べる)が
2048のものしかアクセスできない。
メディアを交換した時などのエラー処理がてきとうなので不安定。
SCSI-IOCSがあらかじめ使えるようになってないといけない。
etc...

キャッシュ対象となるのは、ディレクトリとファイルアクセスした時の
中途半端な分(物理セクタ単位で扱えない分)のみです。
よってtreeやwhere,dir,cdなどは速くなりますが、
大きなファイルの読み込み、IOCSコールによるアクセス等は
CDDEV.SYSとなんら差は存在しません。

CD-DAはSCSI2対応機でのみ正常に動作します。

このソフトを作るにあたり、特殊デバイスドライバの制御について
参考にできるものがCDDEV.SYSしか存在しないため、
一部似かよったコードが存在するかもしれませんが、
CDDEV.SYSよりそのままコピーは1バイトたりともしていません。

動作環境

キャッシュ内蔵CD-ROMドライバの対応動作環境
ソフト名:キャッシュ内蔵CD-ROMドライバ
動作OS:X68000
機種:PC-98 X68000
種類:フリーソフト
作者: 山崎 淳