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DSNシステムとは、簡単にいえば、サウンドノベル風のアドベンチャーゲームの作成・鑑賞を行なうための環境を提供します。
「サウンドノベル」と呼ばれるゲームジャンルがあります。一見、ただのテキストアドベンチャーに見えますが、その「面白さ」の主眼は、従来のアドベンチャーゲームと一線を画しています。
従来のアドベンチャーゲームには、「正しい道」を1本だけ用意し、その道を、あたかも迷路のように「正しくない道」の中に隠します。読者は、ただ一本しかない道を探して迷路をさまよいます。失敗した場合は、もう一度やり直し。同じ迷路に何度も挑戦するうち、ついに「正しい道」を通り、ゴールに到着する、ここに面白さの主眼があります。マルチエンディングのアドベンチャーゲームもありますが、「迷路」そのものは何度遊んでも同じです。
一方、「サウンドノベル」では、エンディングまで進むこと自体の難易度は低めになっています。また、マルチエンディングが前提なので、違うエンディングを見るべく、読者は何度も挑戦します。
すると、不思議なことが起こります。
「ある場面で、選べる選択肢が増えている」
「同じように同じ選択肢を選んだのに、違うストーリーに突入してしまった」
などなど。つまり、上の例えでいえば、「迷路そのものが遊ぶたびに姿を変える」という要素があるわけです。これは、普通の小説には真似のできないサウンドノベル の面白さであり、私がDSNシステムを開発した理由です。
小説(DSN)を「作る」側からみると、DSNシステムは次のような強力な表現能力を誇っています。
ストーリーごとにリセットされるテンポラリ・フラグ500個
ずっと内容を保持するグローバル・フラグ499個
1〜26までの値をカウントできるカウンタ26個
フラグやカウンタにより選択肢の表示やジャンプ先を自由に制御可能
選択肢は1シーンにつき最大12種類
個々のシーンを記述するブロックは最大6800(ver2/3は8000)
主人公の名前等、読者が自由に変更できる文字列変数9個
背景色の変更やBMPファイル・WAVファイルのサポート(MIDファイルの再生や外部プログラムの起動も可能)(ver2ではBGMも演奏可能、ver3では背景画像も表示可能)
さらに、コンパイラで作成したオリジナルの小説の著作権は完全に作成者のものとなるので、無償・有償を問わず、自由に配布が可能です。
ソフト名: | DSNシステム for DOS |
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動作OS: | MS-DOS |
機種: | 汎用 |
種類: | フリーソフト |
作者: | だんちゃん |